【メダカの冬越し】失敗しないコツは容器のサイズアップ!

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めだか

こんにちは、tksです。

秋も深まり、朝晩の冷え込みが厳しくなってくると、屋外でメダカを飼育している私たちはソワソワし始めますよね。

そう、「冬越し」の季節です。

「今の容器のままで大丈夫かな?」

「去年は失敗してしまったから、今年こそは全滅させたくない……」

そんな不安を抱えている初心者〜中級者の方は多いのではないでしょうか?

実は私も、メダカ飼育を始めて4年目になりますが、最初の頃は冬の寒さでメダカを落としてしまい、悔しい思いをした経験があります。

しかし、数回の冬越しを経験する中で、ある一つのことを変えるだけで、生存率が劇的に上がることがわかりました。

それが「飼育容器のサイズ(水量)と水深」です。

今回は、私の実体験を交えながら、なぜ冬越しに大きな容器が必要なのか、その選び方と管理のポイントについて解説します。


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なぜ冬越しに「大きな容器」が必要なのか?

結論から言うと、「水量の多さは、水温の安定に直結するから」です。

メダカは変温動物です。水温が下がると活動が鈍り、冬眠状態(活性が下がり、じっとしている状態)に入ります。この時、メダカにとって一番のストレスになるのが「急激な水温の変化」です。

「水量」は温度変化のクッションになる

小さなコップに入ったお湯と、お風呂のお湯を想像してみてください。コップのお湯はすぐ冷めますが、お風呂のお湯はなかなか冷めませんよね?

これと同じ原理がメダカの飼育容器でも起きます。

  • 小さな容器(水量が少ない): 外気の影響をすぐに受け、昼夜の温度差が激しくなる。
  • 大きな容器(水量が多い): 外気の影響を受けにくく、水温がゆっくり変化する。

冬の屋外は、夜間の氷点下と昼間の日差しの温度差が意外とあります。この乱高下を和らげ、メダカの体力を温存させるために、今の容器よりもワンサイズ大きな容器への引っ越しをおすすめします。

生死を分ける「水深」の確保

容器を大きくする際、広さと同じくらい重要なのが**「深さ」**です。

冬越しにおける水深は最低でも15cm以上、できれば20cm以上を確保してください。これには明確な理由があります。

  • 水面が凍っても逃げ場がある:真冬、水面が凍結することがあります。水深が浅いと、飼育水が底まで凍ってしまい、メダカが氷に閉じ込められて凍死してしまいます。
  • 底の水温は安定している:水は4℃が一番比重が重くなる性質があります。表面が凍りつくような寒さでも、十分な水深があれば、底の方は比較的暖かい(凍らない)温度で安定します。メダカはこの「底の安全地帯」でじっと春を待つのです。

失敗しない「冬越し容器」の選び方と環境づくり

では、具体的にどのような容器を選び、どのような環境を作ればよいのでしょうか。3つのポイントに絞って解説します。

① 容器の素材とサイズ

冬越し最強の容器と言われているのが「発泡スチロール箱」です。

見た目は少し気になりますが、断熱性は抜群です。外気の冷たさを遮断し、中の水温を保ってくれます。NVボックスなどのプラスチック容器を使う場合でも、以下の条件を満たすものを選びましょう。

  • 水量: 1匹あたり1リットル以上の余裕を持つ(冬場は過密飼育厳禁です)。
  • 深さ: 前述の通り、15cm以上水を張れる深さがあるもの。

② メダカのベッドルーム「隠れ家」を用意する

冬眠中のメダカは、水底でじっとして動きません。この時、身を隠す場所がないと、天敵や物音に怯えてストレスを感じ、体力を消耗してしまいます。

安心して眠れる「ベッドルーム」を用意してあげましょう。

隠れ家の種類特徴
水草(アナカリス等)枯れずに残る寒さに強い水草がおすすめ。酸素供給や隠れ家になります。
流木・石自然な隠れ家になります。流木の下などはメダカが落ち着く人気スポットです。
陶器の隠れ家素焼きの土管や割れた植木鉢(角を丸めたもの)も有効です。
落ち葉(柿の葉等)アクアリウム用の落ち葉は、隠れ家になるだけでなく、バクテリアの住処にもなり水質を安定させます。

これらを水深15cm以深の「底の方」に設置するのがポイントです。

③ 寒風を防ぐ「フタ」と保温対策

容器を置く場所は、北風が当たらない日当たりの良い場所がベストです。しかし、どうしても風が当たる場合は、さらに一工夫しましょう。

  • フタをする(波板など):透明な波板やガラス蓋は、日光を通しつつ、冷たい風や雪の侵入を防ぎます(完全に密閉せず、少し隙間を開けて空気の通り道を作りましょう)。
  • 容器の周りを囲う:園芸用のビニールハウスに入れたり、容器の周りにプチプチ(気泡緩衝材)を巻いたりするのも非常に効果的です。

冬越し中の管理:足し水の重要性

冬の間、餌やりは基本的にストップします(水温が10℃を下回ったら餌切り)。

「じゃあ何もしなくていいの?」というと、そうではありません。**「水位の確認」**だけは定期的に行ってください。

冬は乾燥しており、気づかないうちに水分が蒸発して水位が下がっていることがあります。

水位が下がると、せっかく確保した「水深」がなくなり、寒さの影響を受けやすくなります。

  • 足し水のコツ:水温が変わらないよう、汲み置きして水温を合わせた水を、静かに足してください。メダカを驚かせないよう注意しましょう。

まとめ:大きな容器で安心の冬越しを

最後に、冬越しのポイントを振り返ります。

  1. 容器は大きく! 水量は温度変化のクッションになります。
  2. 水深は15cm以上! 凍結を防ぎ、底の安定した水温層を守ります。
  3. 隠れ家と保温! メダカが安心して眠れる環境と、寒風対策を行いましょう。

メダカは本来、日本の四季に適応した強い魚です。私たちが適切な環境さえ用意してあげれば、氷が張るような屋外でもたくましく春を迎えてくれます。

「冬越しが不安だな」と思っている方は、本格的な冬が来る前に、ぜひ容器のサイズアップを検討してみてください。広々とした容器で、メダカたちに穏やかな冬を過ごさせてあげましょう。

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