こんにちは!tksです。
メダカの水槽にエビ入れていいのかな~?
ヤマトヌマエビとミナミヌマエビ何がちがうの~?
どっちがいいのかな~?
今回はヤマトヌマエビとミナミヌマエビを解説していきます。
水槽のお掃除生体を検討されている方は最後までご覧ください。
ヤマトヌマエビとは
ヤマトヌマエビヤマトヌマエビは、 インド太平洋沿岸の河川に生息する淡水性のエビです。国内では太平洋側は関東以西、日本海側は山陰以西に分布します。
日本産ヌマエビ科の中では大型種で、全長はオスで4cm、メスは6cm程度にもなります。
ヤマトヌマエビは、水草の葉や岩の表面などに生息し、苔や藻類を食べています。
そのため、アクアリウムでは「お掃除生体」として人気があります。
ヤマトヌマエビは、性格は温和で、他の魚やエビとの混泳も可能です。
ただし、小型の魚やエビは食べられてしまうこともあるので注意が必要です。
メダカの卵、稚魚は食べられてしまう恐れがあります。
ヤマトヌマエビの飼育に必要な水質は、水温22~26℃、pH6.5~7.5の弱酸性~弱アルカリ性です。
水草の栽培もしやすいので、水草水槽にもおすすめです。
餌は、市販の人工飼料や生餌を与えることができます。人工飼料は沈むタイプのものを選ぶと良いでしょう。
生餌は、アカムシやブラインシュリンプなどがおすすめです。
ヤマトヌマエビは元々汽水域に生息しており、卵から孵った幼生期には海水を必要とします。
そのため、普通の淡水水槽では飼育下で繁殖させるのが難しいです。
寿命(約2~3年)を迎えたら新たに生体を迎える必要があります。
ヤマトヌマエビは、丈夫で飼育しやすいエビです。アクアリウム初心者の方にもおすすめの種類です。
ミナミヌマエビとは
ミナミヌマエビミナミヌマエビは、日本、朝鮮半島、台湾、中国に分布する淡水性のエビです。日本では、静岡県以西、琵琶湖以南に分布しています。
全長はオスで2~3cm、メスで2.5~4cm程度です。体色は、茶色や黒色、黄色など、地域によって様々です。
水草の葉や岩の表面などに生息し、藻類や苔を食べています。そのため、アクアリウムでは「お掃除生体」として人気があります。
また、繁殖も比較的容易で、水槽内で数を増やすこともできます。
ミナミヌマエビは、性格は温和で、他の魚やエビとの混泳も可能です。
雑食性で、生物の死骸や藻類、何でも食べるが、生きた小動物を襲うことはないです。
メダカの卵や稚魚を食べる事は基本的にはないと思われます。
ミナミヌマエビの飼育に必要な水質は、水温22~26℃、pH6.5~7.5の弱酸性~弱アルカリ性です。
水草の栽培もしやすいので、水草水槽にもおすすめです。
餌は、市販の人工飼料や生餌を与えることができます。人工飼料は、沈むタイプのものを選ぶと良いでしょう。
生餌は、アカムシやブラインシュリンプなどがおすすめです。
産卵期は春から夏でメスは30~130個の卵を産み、約20日ほどで孵化します。孵化したばかりの稚エビは、親と同じように藻類を食べます。
ミナミヌマエビは、ヤマトヌマエビに比べると小型で、飼育もしやすいことから、アクアリウム初心者の方にもおすすめの種類です。
ミナミヌマエビとヤマトヌマエビの違いは、以下のとおりです。
項目 | ミナミヌマエビ | ヤマトヌマエビ |
---|---|---|
分布 | 日本、朝鮮半島、台湾、中国 | 日本、インド太平洋沿岸 |
全長 | オス2~3cm、メス2.5~4cm | オス4cm、メス6cm |
体色 | 茶色や黒色、黄色など | 茶色や黒色 |
性格 | 温和 | 温和 |
混泳 | 可能 | 可能(小型の魚やエビは食べられることがある) |
水質 | 水温22~26℃、pH6.5~7.5 | 水温22~26℃、pH6.5~7.5 |
餌 | 市販の人工飼料、生餌 | 市販の人工飼料、生餌 |
繁殖 | 春から夏 | 春から夏 |
ミナミヌマエビは、ヤマトヌマエビに比べると、小型で温和な性格、飼育しやすいという特徴があります。
繁殖も容易で、産卵から稚エビの成長まで観察を楽しむことができます。
まとめ
今回はヤマトヌマエビとミナミヌマエビを解説しました。
ヤマトヌマエビは、体長が大きくコケ取り能力に優れています。大型水槽やコケが目立つ水槽での飼育に向いています。
卵から孵った幼生期には海水を必要とします。そのため、普通の淡水水槽では飼育下で繁殖させるのが難しいです。
ミナミヌマエビは、体長が小さくコケ取り能力はヤマトヌマエビに劣ります。小型水槽やコケがそれほど目立たない水槽での飼育に向いています。
繁殖も比較的容易で、水槽内で数を増やすこともできます。
どちらのエビを選ぶかは、飼育環境や目的によって異なります。
コケ取り能力を重視するならヤマトヌマエビ、小型水槽で飼育するならミナミヌマエビが
おすすめです。
ヤマトヌマエビとミナミヌマエビは、どちらもアクアリウムで人気の高いエビです。
両者の違いを把握して、飼育する水槽のサイズやコケ取り能力、混泳の相性などを考えて、どちらの種類を選ぶか決めるとよいでしょう。