こんにちは!tksです。
今回は、屋内飼育について解説していきたいと思います。
メダカは日本の代表的な観賞魚の一つで、色や形が豊富にある品種改良メダカや、丈夫で繁殖しやすい野生種メダカなどがあります。メダカは水質や水温の変化に比較的強く、飼育も簡単ですが、屋内で飼育する場合は屋外とは異なるポイントに注意する必要があります。
メダカを飼育するために必要なものは以下の通りです。
- 水槽:メダカの数や種類によって適切なサイズを選びましょう。一般的には1匹あたり1リットル以上の水量が必要です。小さすぎると水質が悪化しやすく、大きすぎると水温が安定しづらくなります。また、水槽は透明で光が入るものが良いです。
- 底砂:水槽の底に敷く砂です。底砂は細かすぎず、鋭利でないものを選びましょう。また、底砂は定期的に洗浄する必要があります。
- 水草:水草は水質を浄化したり、酸素を供給したり、メダカの隠れ家や産卵床になったりします。メダカに適した水草はマツモやホテイソウ、アナカリスなどです。
- フィルター:水槽内の水をろ過してきれいにする装置です。フィルターは水質悪化や酸欠を防ぐ効果があります。フィルターには外掛け式や底面式などがありますが、メダカには流れが弱いものがおすすめです。
- 照明:照明はメダカの生活リズムや体色、水草の光合成などに影響します。照明は自然光だけでは不足する場合があるので、人工的に補う必要があります。照明はプログラムタイマーで点灯時間を管理しましょう。
- ヒーター:水槽内の水温を調節する装置です。ヒーターは冬場や室温が低い場合に必要です。メダカの適温は15℃~25℃程度ですが、品種改良メダカは高温を好むものもあります。ヒーターはサーモスタット付きで温度設定ができるものが便利です。
- 餌:餌は市販のドライフードや冷凍赤虫などがあります。餌は1日2回程度与えましょう。与えすぎると水質が悪化したり、メダカが肥満になったりします。餌はメダカが5分以内に食べきれる量にしましょう。
メダカの屋内飼育の方法とコツを紹介します。
水槽の設置場所
水槽の設置場所は、直射日光や暖房器具の影響を受けない、安定した温度と明るさの場所にしましょう。直射日光は水温の上昇や藻の発生を招きます。暖房器具は水温の急変や乾燥を引き起こします。
水槽の立ち上げ
水槽を設置したら、水槽に水を入れてフィルターやヒーターなどを動かし始めます。これを水槽の立ち上げといいます。立ち上げ後はすぐにメダカを入れるのではなく、水質が安定するまで数日から数週間待ちましょう。この間に水草や底砂にバクテリアが定着して水質浄化能力が高まります。
メダカの導入
水槽の立ち上げが終わったら、メダカを導入します。メダカはペットショップやネット通販などで購入できます。メダカを購入したら、袋ごと水槽に浮かべて温度を合わせます。これを慣らし水といいます。慣らし水は30分程度行いましょう。その後、袋からメダカを網ですくって水槽に移します。袋の中の水は汚れている可能性があるので、水槽に入れないようにしましょう。
メダカの観察
メダカを導入したら、毎日メダカの様子を観察しましょう。メダカが元気に泳いでいるか、体色や体型に異常がないか、餌を食べているかなどをチェックします。もしメダカに異常が見られたら、原因を調べて対処しましょう。
水槽の管理
メダカの飼育では、水槽の管理も重要です。水槽の管理には以下のことが含まれます。
- 水換え:水換えは水質維持のために必要です。水換えは1週間に1回程度、水量の10~20%程度を新しい水と交換します。新しい水は市販の蛇口用ろ過器や塩素中和剤で塩素を除去しておきます。
- 底砂やろ過材の洗浄:底砂やろ過材は汚れや老廃物が溜まりやすい部分です。底砂やろ過材は定期的に洗浄して汚れを除去します。洗浄する際は流水で軽くすすぐ程度にしましょう。強く洗うとバクテリアが流れてしまいます。
メダカ室内飼育まとめ
今回は屋内飼育の方法とコツについて解説しました。
メダカは小さくて可愛い魚で、屋内で飼育することができます。屋内飼育のメリットは、水温が安定していることや、外の環境に左右されないことです。
屋内飼育のポイントは、水槽のサイズや水質管理、餌や照明などです。
水槽はメダカの数に合わせて選びましょう。一匹あたり1リットル以上の水量が必要です。
水質管理は、定期的に水換えを行うことや、ろ過装置を使うことが大切です。
餌は、メダカ専用の餌や生き餌を与えましょう。一日に2回程度、食べきれる量を与えます。
照明は、自然光や人工光のどちらでも構いませんが、12時間以上は明るくしておきましょう。
メダカの成長や変化を楽しみながら、屋内で癒されるペットとして飼ってみてはいかがでしょうか。